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履修モデル?主要科目の特長
教育学科の履修モデルと主要科目の特長をご紹介いたします。
履修モデル
教育学科での学び
1. 青山スタンダード科目、外国語科目、学科科目(必修科目)の学びを通して幅広い教養と教育学の理論と実践の基盤を培う。
2. 同時に、学科科目の選択必修科目(第Ⅰから第Ⅶ群)の学びを通し、選択した5つの履修コース(第Ⅰから第Ⅴ群の科目群)において教育学の専門性を深めると共に、選択しない履修コースの科目(第Ⅰから第Ⅴ群の科目群)と履修コース以外の科目(第Ⅵ、Ⅶ群の科目群)の学びを通して教育学の専門性を多面的に身につける。
3. 加えて、幼稚園、小学校、中学校、高等学校教諭及び司書教諭の教育職員免許、並びに司書、社会教育主事及び学芸員の各種資格の中から選択し、指定された青山スタンダード科目や学科科目などの科目を修得することにより、教員免許状や各種資格を取得することができる。
教育学科の学科科目
1. 必修科目は、教育学科のすべての学生が教育学の基礎から発展までの基盤を学ぶ科目である。
2. 選択必修科目は、5つの履修コースに対応した教育学の専門領域の科目群(第Ⅰ群[人間形成探究に関する専門科目群]、第Ⅱ群〔臨床教育?生涯発達に関する専門科目群〕、第Ⅲ群〔教育情報?メディアに関する専門科目群〕、第Ⅳ群[幼児教育学に関する専門科目群]及び第Ⅴ群[児童教育学に関する専門科目群])と、履修コース以外の教育学の専門領域の科目群(第Ⅵ群[中学校?高等学校教諭免許の取得に必要な専門科目群]及び第Ⅶ群[キリスト教学校の教育への理解を深めるための専門科目群])からなっている。
5つの履修コース
3年次から、5の履修コースから選択したコースのカリキュラムに沿って学習する。
- 人間形成探究コース:歴史学、哲学、宗教学、倫理学、文化人類学、言語学などの観点から幅広く探究する。
- 臨床教育?生涯発達コース:乳幼児期から老年期における、発達、学習、教育についての理論と実際を学ぶ。
- 教育情報?メディアコース:情報環境の中で生活し、そこで学び、発達する人間を多様な観点から捉えて探究する。
- 幼児教育学コース:幼児の発達と教育に関する理論を実践についての知識?技能を学ぶ。
- 児童教育学コース:児童の発達と学習に関する理論と実践についての知識?技能を学ぶ。
5つの履修コース毎の「卒業に必要な単位数」の内訳
青山スタンダード科目 | 外国語科目 | 学科科目 | 自由選択科目 | 卒業要件単位数 | |||
各コース共通 | 選択必修 | ||||||
外国語Ⅰ | 必修 | 選択必修 | |||||
人間形成探究コース | 26 | 10 | 30 | 12 | 16 | 34 | 128 |
臨床教育?生涯発達コース | 26 | 10 | 30 | 12 | 16 | 34 | 128 |
教育情報?メディアコース | 26 | 10 | 30 | 12 | 16 | 34 | 128 |
幼児教育学コース | 26 | 10 | 30 | 12 | 38 | 12 | 128 |
児童教育学コース | 26 | 10 | 30 | 12 | 46 | 4 | 128 |
NOTE
- 自由選択科目は、青山スタンダード科目及び学科科目の必要単位数を超えて修得した科目、並びに心理学科及び他学部開講の科目を充てる。
※ここで紹介する履修モデルは、あくまでも一例です。
主要科目の特長
学科科目
科目名 | 特長 |
教育学概説 | 人間の誕生から死に至るまでの成長と成熟に関する基礎概念、人間形成の理論と教育実践の関係などについて、人類史的視点、あるいは人間の文化の進化史という視点から考察する。また、情報化?国際化社会における教育、いじめ?不登校?教育格差?教育改革等様々な問題を取り上げ、それらの問題に対する教育学の基本的アプローチを提示し、教育学のいろいろな分野への入門的ガイドを行う。 |
教育学研究法 | 教育学分野における研究の意義?目的がどこにあるのかを考え、問題意識の設定、仮説の設定と検証、共時的研究と経時的研究、既存資料の収集と分析、文献研究、エスノグラフィックな研究、参与観察、アクションリサーチ、活動分析法、実例調査法、聞き取り調査、質問紙調査など、実際の研究に必要な知識と方法を習得する。 |
教職総合演習 | 人間尊重?人権尊重、人類に共通する課題、我が国社会全体にかかわる課題等に関する分析及び検討、並びにその課題について理解を深め視野を広げるとともに、これら諸課題に関して幼児?児童?生徒を指導するための方法及び技術を身につける。 このことを達成するために、学生各自は、価値ある課題を自ら一つ決め、少人数のグループごとに追究及び考察し、報告する。 |
人間形成探究コース(人間形成探求に関する専門科目群)
科目名 | 特長 |
比較発達社会学 | 社会が混迷を迎え、社会の未来が見通しにくくなっている。今こそ「希望の哲学」が必要とされている。本講義では、有力な社会の未来像を指示しているルドルフ?シュタイナーの発達論を基軸に据えながら、個人の発達についての主要な理論を取り上げ、個人の発達について社会的な視点も交えて考察する。 |
宗教教育学 | 特定の宗教宗派にとらわれない広義の宗教教育に関し、思想史的観点からリベラルな宗教教育を展開した教育思想家、教育者を取り上げ、宗教的人間形成の営みについて考察する。また、世界の公教育における宗教教育の動向を概観し、日本の公教育における宗教の取り扱いと宗教教育の位置づけを検討しつつ、日本の宗教教育の可能性を探る。 |
西洋教育史Ⅰ | 古代から17世紀にいたるまでの西欧の歴史における教育?人間形成の諸相(人間形成の思想?教育の実態等)を、社会慣習?民族性?政治?経済?宗教?文化等の視点からそれぞれの時代状況との関連で考察し、西欧の歴史のなかで育まれてきた人間形成の特質について理解する。 |
臨床教育?生涯発達コース(臨床教育?生涯発達に関する専門科目群)
科目名 | 特長 |
臨床教育学総論 | 臨床教育学の目的、方法、基礎となる考え方を学び、学校や家庭で子どもが直面する諸問題の実態とその対応についての理解を深める。 不登校、いじめ、児童虐待、低学力などの子どもをめぐる問題が多く発生しており、現場では対応に苦慮している現実がある。このような現実に対し教育学的に考察するためには、教育問題についての多角的な知識を獲得し、人間存在や人間関係についての理解を深めることが必要となる。 |
小児精神神経学 | 教諭、保育士など子どもに関わる職種において、幼稚園、保育所、小?中学校などの場で生じやすい小児精神神経学的な諸問題について、医学的な面から概説する。授業で取り上げるのは、発達障害、不安障害及び神経症圏の疾患、子ども虐待、成人型精神障害(統合失調症、うつ病)、不登校、いじめ、睡眠障害などである。 |
社会教育課題研究 | 社会教育についての制度的位置づけとその実態や民間の学習活動について総体的に把握することを基礎にしながら、現在問題になっている事項について検討を加える。受講者各自が今日の社会教育をめぐるテーマを追究しつつ、そのテーマを共同で深める。 |
教育情報?メディアコース(教育情報?メディアに関する専門科目群)
科目名 | 特長 |
教育情報学総論 | 教育の場では、人や図書、その他さまざまな情報源から情報を取得するだけでなく、得た情報をもとに新たな情報を生成、発信する営みが行われる。情報がどのようなプロセスで広まり、用いられていくのかを考察すると共に、情報リテラシーや情報発信に対する責任についての知見も深める。 |
図書館情報学概論 | 社会的なシステムである「図書館(情報サービス機関を含む)」の機能?意義?役割について理解し、図書館利用者のニーズ?行動、情報専門職(図書館員)の能力?養成、類縁機関を含めたネットワークの実際?動向などを把握しながら、今後の課題?展望について考察する。 |
教材開発論 | 小学校の授業で使う教材を受講者が自分たちで作成する。受講者は、3人ぐらいのチームを作り、チームごとにトピックを決め、教材を準備?作成し、毎週1チームずつ自分たちの用意した教材を使って40分くらいの授業を行い、授業終了後に、使用した教材や授業についての検討会を行う。 |
幼児教育学コース(幼児教育に関する専門家学群)
科目名 | 特長 |
幼児教育原理A | 幼児教育における、養護と教育の意義を考え、子ども理解及び保育内容?指導方法の原理について学ぶ。また、幼児教育における子ども観の歴史的変遷について学ぶと同時に、幼児教育現場における様々な子ども観の在り様を知り、自らの子ども観をみつめる。その上で、幼児教育とは何かを考える。 |
臨床保育学B | 具体的な問題を検討することを通して、(1)発達のとらえ方、(2)乳幼児の保育、(3)保護者との関係性、(4)保育者同士の関係性、(5)相談の基本、への理解を深め、保育という営みについて考える。資料?事例の検討やVTR視聴、小グループでの討議を行い、学びを深める。 |
保育内容教育法(ことば) | 子どもたちの言葉が生まれ、その言葉の世界が豊かに広がっていく過程において、そこで求められる保育者の役割や援助について、さまざまな具体的事例を通して検討を行う。また、「幼稚園教育要領」における保育内容の基本的な捉え方とそこでの領域「言葉」の歴史的変遷及び位置づけについて学ぶ。同時に、子どもの言葉の育ちを支える保育の在り方や保育内容、教材等について考え、理解を深める。 |
児童教育学コース(児童教育に関する専門家学群)
科目名 | 特長 |
学校教育学総論 | 「社会化」の理論を中心に、人々の社会適応の様子と学校の果たす役割を検討し、学校教育学の基礎的な知識を紹介する。この授業を通して、学校という存在をもう一度考え直し、学校という存在の社会にとっての意味、子どもにとっての意味の再検討を行う。 |
図画工作概説(美術) | 小学校における図画工作科についての理解を深め、感性や創造力を引き出す方法として、実技体験を通して小学校学習指導要領に示された造形遊びを中心に美術教育のあり方を考察する。 大型パネルを使った造形遊びの展開(「大きな樹」の制作、ローラー遊び、新聞や各種素材を使ったコラージュなど)、造形遊びからの展開(紐、布を使った野外における表現活動)、多色刷り版画の制作などの実習を行う。 |
初等教科教育法(国語科) | 初等教育?国語科授業を担当できるように、教材研究に基づく「本時の学習指導案」を作成し模擬授業とを通して実践力の育成を目指す。その際、各グループの取り組みの成果と課題を的確に指摘できるようにする。 教材として、「スイミー」「ごんぎつね」「海のいのち」「ビーバーの大仕事」を用いる。 |