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中国から見た日中関係――その重要性と課題

林 載桓[Jaehwan Lim]

林 載桓[Jaehwan Lim]

中国から見た日中関係――その重要性と課題

第4回 2019/10/5(土)

本講義は、日本に対する中国の認識と戦略を紹介することで、近年の日中関係の新たな展開を理解し、その近未来像を描くことを目的とする。日中関係には、いうまでもなく、日本の内政や米中関係といった様々な要因が影響しており、中国側の事情や動きだけで二国関係の現状が決まるわけではない。しかしにもかかわらず、中国の政治、経済、社会の現状、ならびに、それぞれにおいて中国政府が抱える問題が両国関係に何らかの影響を与えることは確かである。そこで、本講義では、政治、経済、社会の諸領域で中国が抱えている問題と、問題解決に向けた中国共産党の取り組みという文脈の中に日中関係を置き直し、中国にとっての日中関係の重要性と課題を包括的かつ構造的に考えてみたい。

プロフィール

青山学院大学 国際政治経済学部国際政治学科教授
林 載桓[Jaehwan Lim]

1976年生。専攻は現代中国政治、比較政治。ソウル大学社会科学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科修了。博士(法学)。主要研究に『人民解放軍と中国政治:文化大革命から鄧小平へ』(名古屋大学出版会、2014年)、『現代中国の政治制度:時間の政治と共産党支配』(共編、慶應義塾大学出版会、2018年)、「中国の『集団領導制』の制度分析:権威主義体制、制度、時間」(『アジア経済』、2017年)他。