TOP

環境にやさしい東京オリンピック?パラリンピック?循環共生社会を目指して?

青山学院大学<br>社会情報学部准教授<br>南部 和香 [NAMBU, Kazuka]

青山学院大学
社会情報学部准教授
南部 和香 [NAMBU, Kazuka]

環境にやさしい東京オリンピック?パラリンピック?循環共生社会を目指して?

第1回 2019/10/12(土)

青山学院大学 社会情報学部 准教授 南部 和香

 「都市鉱山から作る!みんなのメダルプロジェクト」は、使用済みの携帯電話やパソコンをリサイクルすることで金や銀、銅を取り出し、2020年オリンピック?パラリンピック東京大会のメダル約5000個をつくろうというプロジェクトです。一台の携帯電話やパソコンからとることができる金や銀はほんの少しなので、使用済み携帯電話やパソコンを多数集める必要がありました。自治体の窓口をはじめさまざまな方法で収集の呼びかけが行われていたので、取り組みを見かけた方や協力された方もいるのではないでしょうか。
 このような取組みは話題性のあるメダルを作ることにとどまらず、環境保全にも貢献します。なぜなら天然資源の使用を減らし、持続的な資源利用を促進することにつながるからです。東京オリンピック?パラリンピックはSDGs(持続可能な開発目標)を推進する大会とすることが表明されています。メダルプロジェクトも持続可能な社会の仕組みをつくる取り組みの一つなのです。
 そして、相模原市も選手村の整備に津久井産のスギ材を提供し、自治体が有する資源を有効に活用しています。さまざまな主体が協働することで、オリンピック?パラリンピックの開催をサポートしつつ、循環共生型社会という環境に配慮した社会の実現に向けて動き出しています。
 この講義では、オリンピック?パラリンピックを契機としたさまざまな取り組みをお伝えするとともに、持続可能な社会のあり方や東京大会の後どのようなレガシー(遺産)を残せるのかを考えていきたいと思います。

プロフィール

青山学院大学 社会情報学部 准教授
南部 和香 [NAMBU, Kazuka]


明治大学大学院博士後期課程修了(博士(商学))。
2011年4月より青山学院大学社会情報学部助教、2014年10月より福島大学共生システム理工学類准教授を経て、2018年4月より現職。
専門は、環境経済学と計量経済学。